査察について

質問)査察とはなんでしょうか

回答)

査察の調査とは、脱税という犯罪を取り締まるために、裁判所の令状をもらったうえで行われる調査です。これを強制調査(きょうせいちょうさ)と言います。
この、強制調査の際には、最低でも50人多い時には300人以上の人が、調査のために動いたりします。

調査の当日には、持っているもののほとんどが押収されたりします。ダンボール何十箱にもつめられていきます。
強制調査になると、毎週国税局に呼び出されて、取り調べを受けます。脱税を行った実行者としての容疑をかけられます。
その後、裁判所に送られ、判決により有罪になれば、脱税という前科が付きます。罰金刑・禁錮刑などがあります。

査察の調査は、いきなり来ることもありますし、税務調査の途中から、いきなり査察調査に切り替わることもあります。

査察は、税務署の情報をつかんでいますし、ありとあらゆるところで、ありとあらゆる方法で、情報を収集しています。
一年中、脱税に関する情報収集の仕事しかしていない人もいます。

税務調査の時の対応によって、査察調査に変わってしまうこともあれば、査察調査にならずに税務署の税務調査や国税局の税務調査で終わることもあります。

税務調査の対応には、税金の調査のため税理士が立ち会えます。査察調査の場合、犯罪の捜査のため税理士の立会いが禁止される場合が多いです。

そういった意味でも、税務調査の段階で、税務調査に強い税理士を立ち会わせることは大切です。経営者の思いを正しく税務署や国税局に伝えることができるので、査察調査への移行を防ぐことができる可能性が高まると思います。

 

 

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